鹿児島県警巡査部長を免職 16歳未満の少女と性交、立件は見送り
鹿児島県警は22日、16歳未満の少女と性交したとして、警務部警務課の30歳代の男性巡査部長を懲戒免職処分し、発表した。巡査部長は「警察官としてやってはいけない行為。取り返しのつかないことをしてしまった」と述べ、事実を認めているという。 監察課によると、巡査部長は今年4月ごろ、県内で、少女が16歳未満であることを知りながら性交したという。9月下旬に関係者から県警に通報があり、発覚した。不同意性交の容疑で捜査を始めたが、被害届が出されず、被害者側から事情聴取も拒否されたことから、立件は見送ったという。巡査部長から脅迫や暴力を受けた事実はなかったとしている。 牛垣誠・首席監察官は「再発防止に取り組む中、今回の事案が明らかになったことは大変遺憾。県民に深くおわび申し上げる」と陳謝した。
朝日新聞社