財産が消失?親の死後に判明!ひとり暮らしの親に必要なこととは?
認知症になる前に
リスナーからこの話にリアクションが寄せられました。 「親の貯蓄の話ですが、3月に亡くなった母は自分に貯蓄がいくらあるか絶対言わない人でした。けれど、身体が悪くなり自分で何もできなくなった一年半くらい前、急に自分の貯金はいくらあって、キャッシュカードの暗証番号も自分に言うようになりました。そのおかげで病院代、施設の利用料を払うことができました。 遺言ではないけど『自分の遺産は孫にたくさんあげてくれ』と教えてくれたおかげで、比較的簡単に相続手続きはできました。 施設に入る前に認知症がかなり進んでいましたので、症状がひどくなる前にいろいろ教えてくれて助かりました」(Aさん) 氏田「伝えておくというのも終活のひとつですよね」
黒柳徹子さんから生前贈与?
実際、投資詐欺に遭いそうになった方もいます。 「義理の母が昨年末に、黒柳徹子さんの生前贈与詐欺に遭いそうになりました。内容は『全国6名が選ばれて、各々1億円もらえる』というメールがきたそうです。選ばれし6名なので信じていた義理の母も、内緒話のように教えてくれました。 たまたま義理の母は入院中だったので、前金のビットキャッシュを購入して払うなど手続きが不可能だったため未遂でしたけど」(Bさん) 氏田「『選ばれし者』やから言えないんですね。怖いな」
優しくつけこむ
「昔の豊田商事商法と同じではないですか?ひとり暮らしの高齢者に優しく身の回りの世話などして、信頼を得てからつけ入り本題へ。時代は移り変わろうとも手口は変わってないのかもしれませんね」(Cさん) 「うちにも似たようなことがありました。おばですが、独身でひとり暮らし。おばの兄が亡くなったときにすべての財産を相続。多くの株や預貯金があったようですが、おばは突然死で亡くなりました。 コロナ下であまりおばに会ってなかったのですが、亡くなってから家にいくと、目新しい電化製品があふれています。 口約束ですが、亡くなったら私が株を相続する予定でしたが、蓋をあけたら株も現金もほとんど残っていません。なぜ?誰かにだまされていたのでしょうか。すべては闇の中です」(Dさん) 現代の怖い話です。著名人になりすまし、SNSなどで勧誘する投資詐欺の被害は全国で相次いでいます。特に高齢者には家族などが注意をしてあげましょう。 (みず)