AEWに流出! 大乱戦のIWGPタッグ王座決定戦はヤングバックスがベルトを強奪
久々の新日本マットもなんものその、ヤングバックスの連携がズバリ
1月5日、東京ドームにて新日本プロレスがアメリカの巨大団体・AEWとの対抗戦の様相を呈した「WRESTLE DYNASTY」を開催。第7試合のIWGPタッグ王座決定戦は、前日1.4東京ドーム大会のバックステージでグレート-O-カーンのパートナーがUNITED EMPIREの盟友ジェフ・コブであることを明かし、また同日に師弟シングルマッチを行った内藤哲也・高橋ヒロム(WORLD TAG LEAGUE 2024優勝チーム)にも決着戦を要求したことから、ザ・ヤングバックス(マシュー・ジャクソン&ニコラス・ジャクソン)とのトルネード3WAYとなった。 【写真】「紬ちゃんが可愛い」…両国国技館でプロレスを観戦するテレ朝アナの姿 入場順はUNITED EMPIRE、LOS INGOBERNABLES de JAPON、ザ・ヤングバックスの順。ヤングバックスは2019年1月4日の東京ドーム大会以来の、日本国内の新日本プロレスのリングだ。そのヤングバックス、序盤から得意の連携を繰り出し他チームを圧倒していく。 その後も一進一退の攻防が続くも、グレート-O-カーンとジェフ・コブが気を吐き、他チームをちぎっては投げしていく。とどめはコブがヤングバックス二人を同時に投げっぱなしジャーマン。LOS INGOBERNABLESは内藤哲也がデスティーノを決める場面があったものの、試合の空気を支配するまでには至らず。 試合は終始ヤングバックス優位で進み、最後も内藤にBTEトリガーを発射。そしてグレート-O-カーンにメルツァードライバーを決めて、見事第106代IWGPタッグ王者に輝いた(13分46秒、マシューが片エビ固めでフォール勝ち)。
試合後、バックステージでヤングバックスは「ただいま。戻って来られてすごくうれしいよ。6年もたったのか……時がたつのはあっという間だね。日本に戻って来るにあたって2週間ぐらい前に、みんなが覚えてくれているのか不安になって友人に連絡したんだ。長く離れていたからね。その友人は、覚えてくれているに決まっているじゃないか。みんな君たちに会いたがっているはずだ、と言ってくれて安心して来日したよ。僕は日本という国がすごく好きで、しばらく離れなくちゃならなくなって寂しかった」(マシュー)とコメント。 ニコラスも「6年っていうのは長い時間で、この間に若手がたくさん育成されているのを見てすごく素晴らしいと感じたし、彼らをリスペクトしている。そんな若手がテクニカルリハーサルで自分たちの入場曲が流れときに、僕たちのポーズをしてくれているのを見ると、若手のみんなも僕たちを見て頑張っているんだなと思ってうれしかったね」と感慨深げだった。
橋場了吾