乾燥する季節「火の取り扱い注意」介護施設で消防訓練 火災件数昨年比 "減” も死者増加《長崎》
NIB長崎国際テレビ
秋の全国火災予防運動に合わせ、14日に長崎市の介護施設で消防訓練が行われました。 今年の火災による死者は、去年の同じ時期に比べ増えていて、市消防局は「乾燥しやすい時期なので、火の取り扱いに注意してほしい」と呼び掛けています。
(施設職員) 「火元確認、ピン外します。ホース良し!」 火災を発見した職員が、素早く初期消火にあたります。 長崎市の短期入所介護施設で行われた 消防隊との合同訓練。
2階の部屋の家電やコンセントから出火した想定で行われ、職員13人が参加しました。 足が不自由な入所者には2人がかりでサポートし、避難誘導を行います。 施設では年に2回、避難訓練を実施していますが、消防隊が参加しての大規模な訓練は初めてで、消防への伝達や避難の手順などを確認しました。
(ショートステイ ヴィラージュかたふち 片岡 八重子管理者) 「みなさん車いすだったり手押し車なので、実際 スムーズに避難ができるとは思えないので、火災を起こさないのが1番 私たち高齢者施設の職員が気を付けること」 (市中央消防署 奥村 喜一消防指令長) 「この時期は気温も下がり空気も乾燥するので、火が付いた時は火の回りが早い時期になる。掃除の時にコンセントにほこりが溜まっていないか 確認してほしい」
長崎市消防局管内では、火災が今年1月以降、79件発生。 去年の同じ時期と比べ減少していますが、死者は増加しているということです。