フリーゲージ試験車両の解体開始 鹿児島、川内駅で
国の開発が頓挫し、JR川内駅(鹿児島県薩摩川内市)に置かれたままだったフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の試験車両を鉄道建設・運輸施設整備支援機構(横浜市)が7月末に解体し始めたことが2日、同機構への取材でわかった。9月中の解体完了を予定している。 FGTは、線路に設置した特殊な装置を通過することで車輪の間隔を変え、レール幅が異なる新幹線と在来線の両方を走行できる車両。試験車両は同機構などが、1998年から計3編成を製造した。 すでに2編成は解体され、一部が四国鉄道文化館(愛媛県)で保存されているが、2014年に1編成4両で製造された車両が川内駅に残っていた。