【広島】末包昇大が4年目の飛躍へ鈴木誠也と3度目の合同自主トレ メンタル強化より技術向上目指す
広島の末包昇大外野手(28)が4日、“誠也の考え”を完全習得して4年目の飛躍につなげると誓った。5日からカブス・鈴木誠也と今回で3度目となる合同自主トレを行う。「初めて行ったときは体の動かし方がどうなっているのか、分からなかった。昨年は少しずつ理解できてきた。今年新たに認識できることはあると思う」と、継続を力にきっかけをつかみ取る。 1年前は、誠也との自主トレを一時中断して護摩行に初挑戦した。「今の自分に必要なのはそっち(メンタル)よりも練習」。師匠と過ごす時間を一日も無駄にせず、技術向上に取り組んでいく。 昨季は8月17日のヤクルト戦(神宮)で8、9号を放って以降は138席ノーアーチで終え、シーズン打率も2割3分8厘と安定感を欠いた。その1年を「漢字一文字で『失』。すべてを失った」と、振り返る。今季は「レギュラーを奪えるように『奪』で」と、失ったものをすべて取り戻す20代ラストシーズンとする。(畑中 祐司)
報知新聞社