昨夏を超える酷暑でアイス&飲料メーカーは株価爆上がり中! 今すぐ買うべき「猛暑恩恵株」
今年は梅雨入りが非常に遅かったが、明けたらたちまちクソ暑い日々が続きそうだ! では、暑くなったら儲かる会社はないだろうか? すぐに思い浮かぶような大企業はすでに物色されてしまっているようだが、まだまだ有望な銘柄はいっぱいある。動くなら、本格的に暑くなる今がチャンスだ!! 【表】今からでも間に合う「猛暑恩恵株」リスト * * * ■猛暑は株価に織り込まれてる? 毎年のように暑い夏が続いているが、今年はことさら気候がヘンらしい。梅雨入り前の真夏日到来で今年は空梅雨になるかと思いきや、6月下旬からは遅れを取り戻すかのように、全国各地で大雨が予想されている。 例年どおりの梅雨明けを迎えた後は、太平洋赤道域付近の海水温が低くなる「ラニーニャ現象」の影響で、今年の夏は統計開始以降最高に暑かった昨夏をも超える酷暑が来るという。 そこでご提案。猛暑になると株価が上がる銘柄に投資して、ひと儲けするのはどうだろう? 株式アナリストの宇野沢茂樹氏に、猛暑と株の関係を聞いた。 「いい着眼点ですね。ただ、株式市場は常にテーマを先回りして動きますから、すでに猛暑はある程度株価に織り込まれているでしょうね」 ということは、これから投資しても間に合わない? 「いえいえ、まだまだ夏はこれからです。例えばビールや清涼飲料水の大手メーカーなどはすでに上がり始めているので、むしろ猛暑が来れば利益確定の売りが出る可能性もあります。その一方で、投資家があまり見ていない中小型株の中には、まだ気づかれていない銘柄がゴロゴロあるんです」 具体的には、どんなところに目をつけて探せばよい? 「まずはわかりやすい消費関連、レジャー関連ですね。アイスクリームや旅行などがわかりやすい例ですが、実は注意が必要。あまりに暑すぎると、人々の行動が変わる可能性があるからです」 例えばアイスクリームの場合、牛乳や生クリームを使った商品がよく売れるのは気温30℃まで。それ以上になると、シャーベットや「ガリガリ君」などの氷菓系が伸びるというのだ。 また、サーティワンなどすでに上昇し始めている銘柄もあるので注意が必要である。レジャーにしても、あまりに暑すぎれば屋内施設に人気が集まるだろうし、そうなれば巣ごもり需要なども考慮すべきだという。 「また、消費者に直接モノやサービスを提供する会社も悪くないのですが、直接そこに投資するより、こうした会社との取引がある銘柄のほうが一般に知られていない分、投資妙味が残っていることもあります。 あとは、猛暑と直接的に関係があるわけではないのですが、夏は集中豪雨などの天候不順による災害が増加している点にも注目です。 昨年には6月下旬から7月中旬にかけて、全国各地で延べ118河川が氾濫し、7000棟にも及ぶ住宅被害が出ました。これを踏まえると、建設や土木といった国土強靱化銘柄にも目を向けておいたほうがいいかもしれません」