パリ五輪で最後… 近代五種「馬術」から「SASUKE」へ変更の背景 日本代表選手「けじめをつけて帰ってきます」有終の美誓う
「歴史を変えたい」選手の意気込み
新種目の採用で、国内でも競技の注目が高まっており、。これまで自衛隊、警察を中心に約150人ほどだった競技人口も増えることが予想されている。 また、新たに生まれ変わる競技をより多くの人に知ってもらおうと、清水氏はパリ五輪での日本人選手の活躍に期待を寄せる。 日本から出場するのは、ともに自衛隊体育学校所属の佐藤大宗(たいしゅう)選手と内田美咲選手の男女1人ずつだ。 佐藤選手は、「メダルを取ることができたら、一緒に練習してくれた(体育学校保有の)馬への恩返しにもなる。(馬術が行われる)最後の試合として、きっちりけじめをつけて帰ってきます」と語り、「(日本勢は)まだ誰もメダルをとったことがない。歴史を変えたい」と意気込む。 近代五種の馬術が最後に行われるパリから、オブスタクルが新たに採用されるロサンゼルスへ。“障害”を越えた先に、新たな日本人アスリートの躍動が見られるかもしれない。
榎園哲哉