堀米雄斗「頂点に行ってはまた突き落とされて…」五輪連覇の裏にあった苦悩と葛藤を明かす
パリ五輪のスケートボード男子ストリートで五輪連覇を果たした堀米雄斗選手。 パリ五輪に出場するための予選大会では、瀬戸際から代表の座をつかみましたが、当時の苦しみや葛藤について話しました。 【画像】金メダルを掲げる堀米雄斗選手 堀米選手は「上手く滑れているのに、結果が出なかったりとか、東京五輪が終わって自分の得意なルールではなくなったり」と、競技面で苦しんだ点を話すと、「スケートボーダーとしてこれからどう活動していきたいか。自分がスケートボードを始めたときは五輪があったわけでもなかった。本質的に好きになったのはスケートのカルチャー部分だったり、ストリートの深さだったりするので、色んな葛藤はあった」と競技に向き合う姿勢についても葛藤があったといいます。 また金メダルを獲得した東京五輪以降、変化もあったようで、「東京五輪から色んな意味で人生が変わった。そのなかで結果を出し続けないといけない、次の若手が来ているなかでトップで居続けることが、上手くいかないときは心配になるし、やりたくないなと思う」と率直な思いを明かします。 それでもパリで頂点をつかんだのは壁を乗り越え続けられたからだと話す堀米選手。「頂点に行ってはまた突き落とされての繰り返し。自分が乗り越えていくうちに強くなって、この繰り返しが自分を強くしてくれたと思うので、今は感謝しかない」と苦しみや葛藤すらも力に変えて、五輪連覇の快挙を達成しました。