「ハームリダクションで包摂的な社会をつくる」今こそメディアが果たすべき役割と議論の深め方
多様な声を聴いて「なだらかな社会」の実現を
瀬尾: やはりメディアは、多くの人の声に耳を傾けないといけない。「黒か白か」と二項対立的に語るのではなく、その間にあるグレーの部分の声をいかに拾っていくかがメディアの責任としてあると思います。それがきっと、誰もが生きやすい「なだらかな社会」の実現につながるのでしょう。 今はメディアも官僚的になっていて、炎上や外部から批判を恐れているけれど、それではダメですよね。科学的な根拠を持って、世の中の流れに反することであっても必要なことは言わないといけないですね。 スローニュースでは、今後も「アカデミズム×ジャーナリズム」の形で、社会課題の解決のために議論を深めていきたいと思います。登壇者の皆様、どうもありがとうございました。 (写真は「©豊永和明」)