【今週の注目新馬】キタサンブラックの半弟アルマデオロが鞍上・武豊で初陣 陣営も「前より動けるようになっている」
【11月10日・日曜京都5R=芝内2000メートル】
GⅠ7勝の名馬キタサンブラックや今年のGⅡ青葉賞を制したシュガークンを半兄に持つ、厩舎ゆかりの血統馬アルマデオロ(牡=父レイデオロ、母シュガーハート)が鞍上・武豊でデビューを迎える。6日の最終追い切りは栗東坂路で敢行。4ハロン54・5ー12・3秒で駆け抜けた。 「ウッドに入れる前に坂路で時計出したときは動けていなかったけど、(清水久)先生も『前より動けるようになっている』と言っていた」と、担当の宮本助手が好感触を伝える。入厩後しばらくは坂路で時計を出していたが、10月中旬以降はウッドで速い時計をマーク。そのうえで最終仕上げを坂路で行い、ここまでに鍛えてきた成果を確認した。 体つきはしっかりとしていて、実戦は490キロ台の馬体重で迎えられそうだ。「切れるよりは脚を長く使うタイプだと思うので、距離はあってもいい。跳びが大きい割に二の脚が速いから、スピードはあると思う。京都の2000メートルでどういう競馬ができるか」と勝負のポイントを挙げた。 1つ上の兄シュガークンも担当する同助手。「全然色も形も違うけど、悪さをせずに人懐っこい性格は似ているかな。能力も似てくれたらいい」と偉大な兄たちに続く活躍に期待を込めた。
東スポ競馬編集部