【スターダム】ワールド王者・上谷沙弥 かみつくスターライト・キッドに〝塩対応〟「かわいい猫ちゃんとしか思わない」
女子プロレス「スターダム」のワールド王座を保持する〝闇に落ちた不死鳥〟上谷沙弥(28)が、対抗心を向けられるワンダー王者のスターライト・キッドに〝塩対応〟だ。 29日の両国大会でワールド王座を初戴冠し、一夜明け取材に応じた上谷は「中野たむのぶざまな姿を見れてすごくいい気分だった」と高笑いしつつ「赤いベルト(ワールド王座)は団体の頂点の証。ずっと上の存在だと思って見ていたベルト。それを自分が手にしたっていうのは、スターダム生まれの私にとって感慨深いことだよ」と語った。 王座戦では大暴走した上谷が客席ゲート上からチェーンで中野を吊るし絞首刑に処すと、特大プランチャを発射。最後は肩を痛めたそぶりで観客と王者を欺き、隙を突いた上谷が旋回式スタークラッシャーで3カウントを奪った。試合を振り返った上谷は「プランチャを飛んだ時にアイツは『上谷!』って手を広げて待ってたんだよ。全部受け止めるっていう意思表示に見えたんだけど、その油断が最後に私の仕掛けた罠に引っかかった要因なんじゃないかなって思ってる。最後にアイツが私の腰に赤いベルトを巻いて、とても惨めな気持ちだったんじゃないかな。ハハハ」と明かした。 自身の王座戴冠でワンダー王者のキッドから「ベルトの序列や試合順でも上谷に負けない」「ヒールが(スターダムを)引っ張るのは無理」と対抗心を向けられている。キッドの発言について上谷は「フフフ…。私はスターダムを引っ張ろうとなんて思ってない。スターダムをめちゃくちゃにして面白くしてやりたいっていう気持ちで行動してたら、結果的に話題をかっさらってたってだけ」とし「キッドには試合内容も、ベルトの価値も全く負ける気しないから、なんかいろいろ言われてるけど、かわいい猫ちゃんとしか思わないかな」と不敵な笑みを浮かべた。 「来年は私が悪の絶対王者として君臨し続ける」と語った黒い不死鳥がスターダムで新たな景色を見せる。
木元理珠