カネを使いまくったのは? 欧州、夏の移籍金総支出ランキング15位。たった3人で180億円超え!? 即戦力ばかり集めたのは?
欧州5大リーグの夏の移籍市場が閉幕した。今年も多くの選手たちが活躍の場を求めて新天地を目指したが、その中には巨額の移籍金でサッカー界の話題を集めた「ビッグディール」も。今夏の移籍ウィンドーで活発に動き、最も多くの資金を投じたクラブはどこだろうか。今回は夏の移籍市場における各クラブの総支出額をランキング形式で順位ごとに紹介する。※情報は9月3日時点。各クラブの移籍に係る支出額はデータサイト『Transfermarkt』を参照。
15位:アーセナル(プレミアリーグ/イングランド) 総支出額:1億890万ユーロ(約187.4億円) 移籍金最高額:リッカルド・カラフィオーリ(4500万ユーロ/約72億円) 2023/24シーズンのプレミアリーグで惜しくも2位に終わったアーセナルは、今夏の総支出額が1億890万ユーロ(約187.4億円)となっている。これはヨーロッパで15位、プレミアリーグで9位の金額だ。 最高額を投じたのは最終ラインの強化で、昨シーズンのセリエAで活躍したDFリッカルド・カラフィオーリをボローニャから4500万ユーロ(約72億円)で獲得した。そのほか、スペイン代表でユーロ2024(欧州選手権)を制したMFミケル・メリーノをレアル・ソシエダから3200万ユーロ(約51.2億円)で獲得。ブレントフォードからレンタルで加入していたGKダビド・ラヤの完全移籍に3190万ユーロ(約51億円)を支払い、この3人で1億890万ユーロとなった。 そのほかでは、GKアーロン・ラムズデールを放出した影響で、ボーンマスからGKネトを獲得し、移籍期限ぎりぎりにはチェルシーからFWラヒーム・スターリングを獲得したが、どちらも期限付き移籍での加入のため、今夏の支出額には関係がない。 プレミアリーグで2シーズン連続で2位のアーセナルは、2003/04シーズン以来となるリーグ制覇を目指している。少数精鋭の補強が成功かどうかの判断は現時点では難しい。ここまでカラフィオーリがリーグ戦で2度途中出場した程度だ。スターリングは加入したばかりで判断はこれから、メリーノは負傷離脱中で復帰は10月頃になる予定だ。
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