小学生からメイクをする子供たち「お出かけの時とか友達と遊ぶ時に」 化粧品メーカーも注目
日テレNEWS NNN
パシフィコ横浜で開催された少女漫画雑誌の祭典『ガールズコミックフェス』の一角、『美容体験ブース』では、多くの小学生がコスメを楽しんでいました。 近年メイクをする小学生が増えていて、化粧品メーカーや出版社など企業から注目されています。そして、小学生のトレンドを取り入れ『ガールズコミックフェス』では、今年から初めて人気コスメが体験できるブースが設置されました。 体験ブースにいる子供たちに普段からメイクをしているか聞いてみると「お出かけの時とか友達と遊ぶ時に(メイクを)よくします」、「アイシャドーとアイライナーとチークをしてます」という声が聞かれました。小学2年生の少女は「お母さんとかにやってもらう時の方が多い」と話しました。メイクをどこで学んだかという質問には「TikTokとかSNS」と答えていました。 体験ブースの設置に賛同したメーカーの1つであるクラシエの担当者は「デジタルがすごく普及してきて美容感度という所が小学生でももっているんじゃないかなと思うので業界全体も注目してる」と語りました。 また、動画サイトでコスメに興味を持ち、今では1人でメイクができるようになったという、小学生の母親は「私がメイクを始めたのは中学生になってからなので、小学生の頃はメイクのことは考えたこともなかったですね。まだ小学生からメイクって早いんじゃないかなって思っていたんですけど、集め出したらすごくキラキラしてるんですよね。欲しかったものが手に入ったとか。そうすることによって自己肯定感も上がっていくので」と前向きな気持ちを明かしました。 多くの小学生がメイクをしている現状で、肌への悪影響があるのではないかと不安の声も聞かれました。そのような中、化粧品メーカーでは石けんで落とせる着色料を減らしたチークや、水につけるだけで簡単にはがせるマニキュアなど、子供が安心して使えるように工夫をしているそうです。 それでもメイクをする際、気を付けなければいけないことがあるといいます。粧美堂の桑山俊一さんは「やはり肌の一番弱い部分ですね。目の周りの粘膜ですとか、そういったところには十分に気をつけていただいて。保護者監督の下で一緒にお化粧をしていただくということを推奨しております」と注意を促しました。 (8月22日放送『news every.』より)