千葉・四街道強盗、実行役に「相手は詐欺師で警察呼べない」と指示 確保時は半泣き
首都圏で相次ぐ強盗事件を巡り、3日に千葉県四街道市で発生した強盗致傷事件で、逮捕された金子優汰容疑者(28)=埼玉県志木市本町=が「相手は詐欺師なので警察は呼べないといわれた」という趣旨の供述をしていることが5日、捜査関係者への取材で分かった。県警は闇バイト絡みの強盗事件として関連を調べている。 【写真】送検される金子優汰容疑者 捜査関係者によると、金子容疑者は数十万円の借金を抱え、犯行数日前にX(旧ツイッター)で高額アルバイトを検索したとみられる。その後、秘匿性の高いアプリ「シグナル」に誘導され身分証を送っていた。 当初は報酬10万円の「荷物の確認」の仕事といわれていたが、「詐欺師から現金を奪う仕事」など指示が凶悪化したという。 実行役は金子容疑者1人とみられており、犯行前にはJR四街道駅近くのコンビニエンスストアで、手袋や粘着テープを購入していた。金子容疑者は犯行後に逃走したが、約3時間後に同市内の約350メートル離れた場所で確保された。半泣きの状態だったという。