ナレッジセンス、企業向けRAGサービス「ChatSense」で最新の「GPT-4o」に対応
株式会社ナレッジセンスは21日、セキュアな環境で生成AIを活用できる企業向けRAGサービス「ChatSense」について、OpenAIの最新AI「GPT-4o」の11月最新版「gpt-4o-2024-11-20」に対応予定だと発表した。 11月中に対応完了し、すべてのビジネスプラン以上のユーザーで利用可能になる予定。自動的に切り替わるため、ユーザー側での対応は不要。また、ビジネスプランの定額料金(980円)にも変更はない。 ChatSenseで対応した11月最新版モデルは、従来のGPT-4o(8月版)よりも創造的なライティング能力が高いことが、OpenAIによって発表されていると説明。また、全般的な認知能力についても、8月版の「GPT-4o」や、Googleによる「Gemini」の最新版を超える性能であると評価されているという。 ChatSenseは、独自データをChatGPTに学習させる方法として、追加学習機能を提供。docx、pdf、xlsx、txt、csvなどの各種ファイルや、ウェブページ、OneDrive、SharePoint Onlineなどからドキュメントを取り込み、それに基づいてAIが回答するよう設定できる。 ChatSenseの追加学習機能では、複数ファイルの読み込み可能、複数のAIの作成が可能。ChatSenseにアップロードできるファイルサイズの上限は原稿用紙100万枚分までで、デフォルトではこのサイズまで学習が可能(上限の引き上げも相談可)。 また、ChatGPTのデメリットの一つには、回答を生成するために利用した情報ソースが確認できないという点があるが、ChatSenseの追加学習機能では、回答に利用した社内データの参照を常に表示できる。これにより、いつでも元のドキュメントを確認し、AIの回答の真偽をダブルチェックできる。
クラウド Watch,三柳 英樹