小林邦昭さん追悼セレモニーで棚橋社長が涙「これからも新日本プロレスの選手たちを見守っていてください」
「小林さんのちゃんこで今の選手は大きくなった」
新日本プロレスは9月11日 (水)、宮城・仙台サンプラザホールにて『Road to DESTRUCTION』第4戦を開催した。 【動画】小林邦昭さんへの追悼の意を込めた10カウントゴングセレモニー 『Road to DESTRUCTION』 日時:2024年9月11日 (水) 17:00開場18:30開始 会場:宮城・仙台サンプラザホール 観衆:1,126人 今大会では9月9日に逝去された小林邦昭さんの追悼10カウントゴングセレモニーが執り行われた。 小林さんは「虎ハンター」の異名で初代タイガーマスクのライバルとして新日本プロレスで活躍し、引退後は新日本プロレス道場の管理人としても多くの若手選手を支えてきた。 今回のセレモニーはその功績を称えるものであった。 セレモニーは試合開始前に実施され、新日本プロレスの棚橋弘至社長が小林さんの写真を持って登場。 さらに4代目タイガーマスクもリングに上がり、リングサイドには本隊とCHAOSの選手、ヤングライオンたちがライオンマークのTシャツ姿で整列。 Just 5 Guys、TMDK、UNITED EMPIRE、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバーも一堂に会した。 阿部リングアナウンサーが小林さんの略歴を読み上げると、会場全体が静寂に包まれ、10カウントゴングが響き渡った。 観客、選手、そして関係者全員が祈りを捧げ、しめやかな雰囲気の中で小林さんへの別れが告げられた。 セレモニーの終わりには、小林さんの入場テーマ曲『The Room Part1』が場内に流れ、選手たちはその音楽に送られながら退場していった。 棚橋弘至社長はセレモニー後のインタビューで、感謝の意を述べた。「僕が入門したのは2000年、小林さんが引退された直後で、その後は道場の管理人としてお世話になりました。僕を含め、後の世代の選手たちが小林さんのちゃんこで大きくなったと言っても過言ではありません」と振り返り、小林さんが選手たちを支え続けた姿勢に敬意を表した。 棚橋は続けて「小林さんは本当に優しい方で、巡業や試合の厳しさを理解して、いつも労ってくれていました。本当に長い間、ありがとうございました。これからも新日本プロレスの選手たちを見守っていてください」と涙ながらに語った。小林さんの優しさと純朴な人柄は、リング内外で多くの人に愛された。 ■バックステージコメント 棚橋「僕、入門してね、2000年の4月に引退されて、その後は本当にもう道場の管理人として、僕がヤングライオンの頃、だから僕以降の全ての選手は小林さんに本当にいろいろお世話になってまして、みんなそれぞれに小林さんとの思い出、エピソードっていうのはいろいろあるんじゃないですかね? 本当にあの……優しい方で、レスラーの巡業の大変さだったりとか、(※言葉に詰まりながら)試合の……キツさとかちゃんと理解してくれてて……いつも本当に現役の選手を労う言葉をいっぱいかけてもらってっていうね……本当に小林さんのちゃんこで今の選手は大きくなったし、本当に長い間、新日本プロレスに関わっていただいて、盛り上げていただいて、助けてくれてありがとうございました。(※涙声で)これからも……新日本プロレスの選手たち……見守っていてください。本当にありがとうございました」 ――ファン時代に見ていた小林さんと、実際に道場で接した小林さんと、全然印象が違っていましたか? 棚橋「う~ん、小林さんはね、維新軍とかやっぱ反体制が多かったんですけど、本当に純朴な方で、本当になんだろう? やっぱりプロレス界に入るのが早かったからですかね? 本当にピュアなままね…ピュアでしたよ、虎ハンター」 <写真提供:新日本プロレス>
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