【卓球】早田ひなが“メダル”へ王手 北朝鮮選手との激闘を制して日本勢唯一の4強 準決勝は世界1位中国の孫穎莎
◇パリオリンピック2024 卓球 女子シングルス準々決勝(大会7日目=日本時間2日、パリ南アリーナ) 【画像】悔し涙を浮かべる平野美宇選手は準々決勝で敗退 卓球女子シングルスの準々決勝では、世界ランク5位の早田ひな選手が北朝鮮のピョン ソンギョン選手と激突し、4-3(11-5、11-5、13-15、11-8、9-11、4-11、11-6)で勝利。ベスト4入りを決めました。 世界ランク168位ながら勝ち上がったピョン ソンギョン選手は、早田選手とは国際大会初対決。情報の少ない相手となりましたが、序盤から危なげない試合を展開し、2ゲームを連取します。 第3ゲームは3-7とリードされますが、ラリーで強さをみせ4連続ポイント。その後8-10から追いつく粘りをみせますが、エッジボールの不運もあり13-15でゲームカウント2-1へ。今大会シングルス4試合目で初めてゲームを落とします。 続く第4ゲームも序盤1-5とリードされる展開。それでもラリー応酬に打ち勝ち、怒とうの7連続ポイント。試合中にはスマイルも飛び出し、勝利に王手をかけます。 第5ゲームは、5-9からコースを丁寧に打ち分けラリーを制すなど、9-9の同点へ。しかしミスも飛び出し、ゲームカウント3-2へ。迎えた第6ゲームは4-2から9連続でポイントを失い、ついに追いつかれます。 迎えた勝負の最終第7ゲームは、開始早々3連続でポイントを奪取。早田選手の雄たけびも上がります。その後、終盤つめられますが、最後まで攻めた早田選手が逃げ切りました。 早田選手は張本智和選手と組んだ混合ダブルスで、リ ジョンシク選手とキム クムヨン選手の北朝鮮ペアに敗れ、無念の1回戦敗退。再び立ち塞がった北朝鮮選手に辛くも勝利しました。 勝てば銀メダル以上が確定する準決勝は、中国の世界ランク1位・孫穎莎選手と激突。東京五輪の銀メダリストです。日本勢は戸上隼輔選手がベスト16で敗退、この日は平野美宇選手と張本智和選手がいずれもフルゲームの末に準々決勝で敗戦。唯一のベスト4進出です。メダルの期待を背負い、大一番に挑みます。