降雪期に向け不安の声 大雨被害の酒田市大沢地区住民と市が意見交換 復旧復興に向け
山形放送
ことし7月の記録的大雨で大きな被害を受けた酒田市の八幡地域で27日夜、市と住民が復旧・復興に向け意見交換する地域ミーティングが開かれました。 ミーティングには、酒田市大沢地区の住民ら20人余りが参加。酒田市の担当者が住まいと暮らしの再建や氾濫した荒瀬川などの河川や道路のインフラ強化のほか、農地・農業施設の再生などについて市の復旧方針案を説明しました。 北青沢地区の住民は「家も、もうサッシもなく骨組みだらけで今年の冬はどうなるか心配なんです。その間に積雪で倒壊する恐れがあるので公費解体するならいつ頃になるのか教えて下さい」 住民からは、目前に迫る降雪期に向け、住宅の公費解体の早急な着手や国道344号の除雪の妨げになりかねない片側交互通行の早期解消を求める意見、大雨の際に施設周辺が冠水した大沢コミュニティセンター以外の避難所の設置といった要望が出されました。 酒田市はこうした住民の声を復旧・復興に反映できるよう検討を進めていく考えを示しました。