“無地Tシャツ”を無難にしないコツ。人気スタイリスト3名が提案する好例スタイルで解説!
Tシャツは、シンプルかつ万人が親しむ超定番アイテム。ゆえにテキトーに選んでテキトーに合わせては、何の変哲もないブナンな格好に陥る危険も。 ▶︎すべての写真を見る ではセンスのいい敏腕スタイリストは、今どんな一枚、どんな着こなしでキブンのTシャツ姿を作るのだろう。
「一枚で着てもキマるまさに大人の白Tシャツ」
「リラックスムード薫るボートネックTシャツですが、こちらは首が適度に詰まっているのでヌケすぎず、シャツなどを羽織ってもバランス良くまとまります。 ネックリブがなく細幅のステッチで縫われているのもクリーンな印象です。さらに、上質な生地と肘くらいまである四分袖も大人っぽさをキープしてくれる。
ほかのアイテムは清涼感やエレガンスを演出するペールトーンで。腕時計にはカジュアルなNATOストラップを選びました。
某メゾンご用達で知られるリモンタ社の高密度ナイロンが使われていて、さりげなくも品の良いアクセントになります」。
杉本学子さん スタイリスト歴17年。「Tシャツ選びで重きを置くのは肌触り。気に入ったモノは何度もリピートします。最近は、色数を絞ったワントーンのグラデーションスタイルが好きです」。
「選びの視点が変わって“気持ちいい”が基準に」
「若い頃はデザイン最優先でTシャツを買っていたけれど、年齢を重ねるうちに着心地を重視するようになりました。あとは気分のアガるブランド選びも大切。そうでないと、すぐに着なくなってしまう。 ジェームス パースはその条件を満たすひとつです。
最近はウエスタンテイストが気になるので、それを大人っぽく都会的に。 今回は自分の好きなモノトーンを基調にしつつ、退屈に見えないよう表情のある製品染めの一枚やシアー素材のカウボーイシャツ、存在感の強いループタイをネックレス使いしました。
ブーツだけダークブラウンでハズしているのもポイントです」。
冬さん スタイリスト歴28年。「Tシャツはプリント入りより無地を選ぶことが多い。なので一枚で着てもサマになるよう、素材感や表情、ちょっとしたサイジングを大切にしています」。