ワン・イーボーが「熱烈」出演を決めた理由は? “笑顔”が輝きを放つ新場面写真も初公開
アジアで大ブレイク中のワン・イーボーが主演した「熱烈」が、9月6日から公開される。このほど、ワン・イーボーが“出演の経緯”を明かすインタビューに加え、“笑顔”をとらえた場面写真が披露された。 本作は、ブレイキンの全国大会でトップを目指す青年が、チームの中で挫折しながらも、夢に向かって突き進む姿を描いた青春映画。主人公のチェン・シュオを演じるワン・イーボーは、2019年放送のドラマ「陳情令」で大ブレイク。24年はトニー・レオンとともに主演を務めた「無名」、パイロットを演じたスカイ・アクション大作「ボーン・トゥ・フライ」、そして本作を含めた“主演3作品”が連続公開となった。 アイドルグループ「UNIQ」のメインダンサー兼リードラッパーとして活躍し、2020年からストリートダンス対戦リアリティ番組「ストリート・ダンス・オブ・チャイナ」に出演したワン・イーボーは、“隊長”としてチームを2度の優勝に導いている。「熱烈」主演のきっかけは、ダー・ポン監督直々のオファーだったそう。 「ストリートダンスのドラマの話があるということで、監督が私の会社に来られました。後日、監督から聞いた話ですが、私に話を持ちかけたときは概要とストーリーの骨組みしかなかったそうです。その時は、B-Boyでダンスが好きなキャラクター、という話としか聞いていませんでした。後で台本を送っていただき、じっくり読んでから詳しい話をしました」 ダー・ポン監督がワン・イーボーのために当て書きした台本を読むと「チェン・シュオは胸が熱くなるようなキャラクターだと思いましたし、ストーリー全体もとても情熱的でした」と熱い想いが込められた脚本とひたむきな主人公の姿に胸を打たれた。 「チェン・シュオには、『ストリートダンスが好きで好きでたまらないという』素朴な気持ちがあります。ダンサーの中ではチェン・シュオのような人は珍しくはありませんが、この粘り強さと愛情は貴重だと思います」 どんなことがあっても決して夢を諦めないキャラクターに寄り添っていった。「自分の経験とはあまり似ていないと思いますが、二人ともダンスが好きという点は共通しています」と13歳の頃からダンスに魅せられていた自身と同じ“ダンス愛”を感じた。 運動神経抜群のワン・イーボーだが、チェンを演じるにあたって最も大変だったのはダンスシーン。「私はプロのブレイキンダンサーではないので、ダンスのスタイルが違うことも含めて練習しなければならないテクニックがたくさんありました」と難易度の高い技を次々と繰り出す撮影に向けて特訓を重ねる。さらに「ダンスと演技を同時にこなさなければなりません。そういった課題にぶつかったとき、解決できないときは監督にアドバイスもいただいていました」と、全身を使うブレイキンのシーンと、心の揺れや感情を表現する演技を追求していったのだ。 初解禁となった場面写真は、バスケットボールを手にしたチェンの笑顔が眩しい一枚だ。ブレイキンのプロチーム「感嘆符!」のコーチ、ディン・レイ(ホアン・ボー)から声を掛けられたチェンは、エースの身代わり(補欠)としてチームに参加する。仕事を掛け持ちしながらも寸暇を惜しんで練習に励むチェンはメキメキと頭角を現し、チームの中でも一目置かれる存在になっていく。バスケットボールで身体をほぐす彼の笑顔は、明日への希望に満ちているかのようだ。