市和歌山 選手紹介/18 浜地康生選手/橋本淳己投手 /和歌山
<第91回選抜高校野球 センバツ高校野球 躍動の季節(とき)> ◇無駄なく基本練習 浜地康生(こうせい)選手(1年) 野球をやっていた父啓太さん(40)の勧めで小4で野球を始めた。中3の夏で野球部を引退した後、市和歌山に入学するまでに恥ずかしくないように、とグラウンドを借りて、父にノックを打ってもらい守備練習に励んだ。「速いゴロでも、腰を落として落ち着いて捕球することができる」と自信を見せる。 咋年10月末に骨盤を疲労骨折し、下半身を使ったトレーニングができず、もどかしい時間を過ごした。安静期間は年をまたぎ、今月初旬、ようやく全体練習に復帰した。「日々何かを得て、無駄な日を作らないようにしていく。けがで動けなかった分、得意の守備練習では基本を大切にしたい」と誠実に練習に向き合っている。 ◇球速でチーム貢献 橋本淳己(あつき)投手(1年) 直球とチェンジアップを得意とする右腕。新チームになってから「チームに貢献するため、まず球速を上げる」と目標を立てた。冬の間は砂が入った5キロのメディシンボールを使い筋力アップに励んだ。あおむけになってボールを真上に投げる方法で、自分の調子を確認することも大切にしている。昨秋まで130キロ超だった直球は、冬を越え、135キロを上回るようになった。 小学生の頃、父寿久さん(45)としたキャッチボールが楽しくて小4で少年野球クラブに入った。父と見に行った甲子園に憧れ、「市和歌山で甲子園へ」と進んだ。「投げる時に腰がうまく回転するようにして、キレのあるボールを投げたい」と抱負を語る。