車に長期間乗らないと劣化してしまうと聞きました。最低でも週に1回は乗った方がよいでしょうか?
車は、定期的に走行させないと劣化するおそれがあると考えられています。特にガソリンの劣化やタイヤの空気圧低下など、車の走行性能に影響を与える要素もあるようです。 車の劣化を防ぐには、週に1回程度の走行が必要と聞いたことがあるかもしれません。実際にどの程度走行させれば問題ないのかが気になる人もいるでしょう。 この記事では車を放置することでどのようなリスクがともなうかをまとめました。あわせて、車に乗らないことで節約できる費用や、長期間放置する際の対策方法もご紹介しています。 ▼ハンズフリー通話での運転は「違反」になる? ペナルティが発生する場合についても解説
車を放置しているとどのようなリスクがある?
車に乗らず放置している場合、以下のようなトラブルに見舞われるリスクが考えられます。 ●ガソリンが劣化する ●タイヤの空気圧が低下する 通常、定期的に乗車をしていれば、タンク内のガソリンは消費され、少なくなれば新しいガソリンを給油するでしょう。しかし車に乗らず放置している場合、タンク内のガソリンも放置することとなり、ガソリンそのものが劣化してしまうと考えられます。 ガソリンは劣化によって粘性が高くなり、さらに悪臭も放ってしまうようです。そのため、タンク内の清掃に費用が発生する可能性があります。 気温が変化しづらい冷暗所であれば半年程度は放置しても問題ないとされていますが、屋外の駐車場に保管する場合は長期間の放置を控えた方がよいでしょう。 また、車を放置していると、タイヤの空気圧も低下してしまいます。日本自動車タイヤ協会によると、タイヤの空気圧は1ヶ月で5%低下するとされていました。空気圧が不足したタイヤで走行していると燃費性能も悪くなってしまうため、ガソリン代が余計にかかってしまうリスクがともなう点にも注意しましょう。
車に乗らないことで節約できる費用は?
車に乗らないことで節約できる費用は、おもにガソリン代があげられます。そもそも走行することがなくなるため、燃料を消費することはもちろん、追加で給油する必要はないでしょう。 しかし、節約できる費用はガソリン代くらいしかありません。抹消登録をしない限りは毎年は自動車税など税金の支払い義務が発生したり、駐車場を借りている場合は、保管場所を確保する意味で契約を継続したりする必要があるでしょう。 これらの要素を加味すると、仮に車に乗らず放置していても、節約できる費用は少ないと考えられます。むしろ放置しすぎることで修繕費やメンテナンス費用など、別の部分でコストがかかる可能性があることを覚えておきましょう。