扇風機とエアコンの電気代はどれだけ違う? 「24時間点けっぱなし」にした場合の月額を比較!
夏になると気になるのが電気代です。近年は、夏になると猛暑や酷暑と呼ばれる高温の日が続くことも珍しくなくなりました。熱中症のリスクがあるため、できるだけエアコンを使用したほうがよいのですが、中には電気代が気になり「できる限り扇風機で乗り切りたい」と考える人もいるでしょう。 今回は扇風機とエアコンについて、24時間点けっぱなしにした場合の電気代を計算します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
扇風機とエアコンの電気代を比較
まずは、扇風機とエアコンを24時間つけた場合の電気代を計算します。なお、それぞれにかかる電気代を算出する式は「消費電力(kW)×使用時間×料金単価」です。 今回紹介するエアコンは、消費電力が600Wと仮定し、料金単価は31円で求めます。なお、料金単価の31円は「公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会」の定めている目安単価です。前述の計算式にあてはめると、24時間エアコンを点けっぱなしにした際の電気代は「0.6×24×31=約446円」となります。 次に扇風機にかかる電気代を計算します。扇風機の消費電力が35Wと仮定すると、「0.035×24×31=約26円」です。 以上を踏まえると、扇風機よりもエアコンの方が電気代がかかることが分かります。そのため、電気代を抑えることだけに注目すると扇風機の方が有利です。しかし、健康のことも考慮すると、どちらか一方だけを使用するのではなく、双方のメリットを加味したうえで使用したほうがよいでしょう。 ■エアコンのメリット エアコンが持つ最大のメリットは、効率的に部屋を冷やせる点です。エアコンのタイプにより6畳や8畳など対応する広さが異なりますが、いずれもスイッチをつけるだけで部屋全体が涼しくなるため、快適性が高まります。とくに、35度を超える日は、エアコンがなければ快適に生活することが難しいでしょう。 ■扇風機のメリット 扇風機のメリットとしてまず挙げられるのは、電気代を抑えられる可能性がある点です。そこまで暑くない早朝や夜間などは、扇風機で電気代を抑えながら涼めることもあるでしょう。 さらに、扇風機はエアコンと比較して購入費用が抑えられる傾向がある点も魅力的です。エアコンの場合は安くても数万円の費用がかかりますが、扇風機は数千円程度から購入が可能です。