新年に向け、三本尊お身ぬぐい 日光山輪王寺ですす払い
日光市山内の世界遺産・日光山輪王寺で14日、年末の風物詩「すす払い供養」が行われた。本堂「三仏堂」など境内各所で、僧侶や職員約100人が新年に向け大掃除を行った。 【動画】日光山輪王寺 すす払いの様子を紹介 三仏堂では午前8時過ぎ、最初に三本尊(阿弥陀如来、千手観音、馬頭観音)の魂をいったん浄土へ帰す「発遣(はっけん)作法」が執り行われた。その後、清めた約6メートルの笹(ささ)竹などを使って、僧侶たちが高さ7・5メートルの三本尊のすすを丁寧に払った。 作業に臨んだ役僧の藤川森映(ふじかわしんえい)さん(25)は「今年起こったことを払いのけ、新年を迎えられるようお掃除した。来年も良い年を迎えられますようにと思ってすす払いした」と話した。