クラスター発生4業種、6月にも営業再開 西村担当相「対策講じ再開が妥当」
西村康稔経済再生担当相は25日、記者会見し、これまでに国内で新型コロナウイルスのクラスター(集団感染)が確認された4業種について、感染防止策などを講じるとの前提の上で、カラオケとスポーツジムは6月1以降、接待を伴う飲食店とライブハウスについては6月19日以降の営業再開が適当との認識を示した。 【会見ノーカット】「緊急事態宣言」全面解除 西村担当相が会見
西村担当相は、カラオケ、スポーツジムは5月中に感染防止策などを盛り込んだ自主ガイドラインができる予定であると説明。「6月以降はガイドラインを厳密に順守してもらいながら活動を再開していただく。もちろんそれぞれの知事の判断で休業要請をどうするかお考えになることになるが、基本的にガイドラインを徹底していただくということで再開してもらうことが妥当ではないか」と述べた。クラスターが再度発生した場合は再び休業要請の対象になり得るという。 接待を伴う飲食店とライブハウスは「密なところで不特定多数の人が集まってくるということで、この対策が最も重要であると専門家から指摘いただいている」と明かした。 そのうえで「当面、専門家も交えて、業界団体にも入っていただいて、感染防止策を検討していただく。ある種のワーキングチームのようなものを作っていただく。さまざまな工夫をしていただきながら感染防止策ができれば6月19日以降、そのガイドラインを作ってそれを順守していただくということで営業再開していただくのが適当ではないかと考えている。知事のみなさんにも判断していただくが、大きな方向性としてはこういった方針を考えている」と述べた。
文化支え心癒す施設 「事業継続を」
これらの施設について、西村担当相は「いずれも日本の文化、音楽文化を支えてきた施設であり、心を癒してくれる、飲食業あるいはカラオケでもある。今後も事業を継続していただきたいと思っており、是非事業継続のためにもしっかりした感染防止策を作っていただき、それを講じながら事業を継続していただければと思う」と語った。