「まちかどAED」が活躍 高齢男性を救った通行人らに感謝状 大阪・堺
堺市消防局管内(堺市、大阪狭山市、高石市)に2000ヵ所以上設置されている「まちかどAED」を使って、高齢男性の命を救った通行人らに28日、堺市消防局が感謝状を贈りました。 堺市消防局によりますと、6月14日午前9時ごろ堺市北区の路上で80代の男性が心肺停止で倒れていたということです。 通りかかった女性看護師が心肺蘇生をし、﨑山英姫さんが119番通報、高塚冴月さんは消防からの情報で約90メートル先にある「ゆめの樹こども園さかい」に「まちかどAED」を取りに行きました。AEDによる電気ショックや胸骨圧迫を続けたところ男性の心拍・呼吸が再開。到着した救急隊に引き継ぎ病院に搬送されました。男性は後日、回復し、後遺症もなく退院、社会復帰したということです。 堺北消防署の上野栄太郎署長は「皆様のやさしさと勇気ある行動に感謝状を贈呈させていただきました。ありがとうございました。」とコメントしています。 堺市消防局では5年前から、貸出に協力する事業所などのAEDを「まちかどAED」として登録し、グーグルマップに公開。今月1日現在、2137台のAEDが登録されています。堺市消防局によりますとまちかどAEDによる救命活動で、昨年は11件、今年は2件の事案が社会復帰につながったということです。
ABCテレビ