部屋を整理整頓し心に落ち着き 自己ベスト更新の原動力に 陸上少年男子A5000メートル本宮優心(広島・世羅高)【佐賀国民スポーツ大会】
【佐賀国民スポーツ大会・陸上少年男子A5000メートル決勝(14日、SAGAサンライズパーク陸上競技場)】部屋と心を整え、目標の自己ベスト更新と6位入賞を勝ち取った。広島・世羅高3年本宮優心が1年間破れなかった5000メートルの自己ベストを12秒52縮める13分54秒99をマーク。要因を尋ねると即答した。「部屋ですね」 【写真】陸上100メートル少年女子Bで8位になった日本中学記録保持者の三好美羽 本人いわく、寮の部屋は「ごみ屋敷の2歩手前」という。「小さい時から整理整頓できずに汚くて、心が落ち着かない状況だった」。周囲に指摘されてもごまかしてきたが、「自己ベストの壁」を打破すべく思い浮かんだのが部屋掃除。今夏の部屋替えをきっかけに思い切って着手。今は「きれいな部屋が心地いい」と感じられるようになった。 レースでは序盤から上位に食らいついた。残り2000メートルで8位から6位に浮上。残り1周で、一時、4位に順位を上げたが、最後は2人にかわされた。「終盤、強気に順位を上げられたのは心、メンタル面が成長できた証し。パワーアップした自分を見てもらいたい」。駅伝シーズンに向け、力強く宣言した。
中国新聞社