コミュニティ・シールドを前にマンUが直面する「問題」とは?英紙が「FAカップの時より弱い」と指摘
昨季のプレミアリーグの覇者とFAカップの優勝者が対戦するコミュニティ・シールドが、現地時間10日にウェンブリースタジアムで行われる。この一戦を前に、英紙『インディペンデント』が展望を報じた。FAカップ王者のマンチェスター・ユナイテッドに対し、やや不利な状況が見込まれている。 【一覧】プレミアリーグ 2024/25夏の移籍情報 全20クラブ 英メディア『マンチェスター・イブニング・ニュース』は9日、リーグ王者のマンチェスター・シティについて「最大13人の主力選手が欠場する可能性がある」と伝えた。その中でも、UEFAユーロ2024(EURO2024)の決勝戦に出場したロドリ、カイル・ウォーカー、ジョン・ストーンズ、フィル・フォーデンの4名は欠場が濃厚のようだ。 しかし対するユナイテッドの現状も芳しくない。『インディペンデント』はチームのDFラインに対し「(エリック・)テン・ハフ監督は負傷の問題に終止符が打たれることを期待したが、(新加入の)レニー・ヨロは早速怪我を負い、チームは2023/24シーズンのCBが抱えていた特徴を再び示しているかのようだ」と懸念点を指摘する。 同紙によると、左サイドバックのタイレル・マラシアは負傷離脱から復帰できておらず、「さらに4人のDFが出場を危ぶまれている」という。リーグ王者との一戦に間に合うことが保証されているのは、「ベテランのジョニー・エヴァンス、今週トレーニングに復帰したばかりのディオゴ・ダロトとリサンドロ・マルティネスの3人だけ」のようだ。 『インディペンデント』はユナイテッドの現状について、「(同じカードで行われた)FAカップ決勝よりも弱いチームでシーズンをスタートする」と見解を示している。先述した状況に加えて、先のファイナルでスタメン起用されていたラファエル・ヴァランもクラブを退団してしまった。 ヨロの加入や、クラブがジャラッド・ブランスウェイトやマタイス・デ・リフトなど有望なCBの獲得に積極的な姿勢を見せていたことから、その未来は明るいように思われた。しかしながら今のところは、『インディペンデント』が指摘するようにユナイテッドは難しい現実に直面している。
フットボールチャンネル編集部