大人なら1本は持ちたい「会食ウォッチ」
◆ アントワーヌ・プレジウソ/イタリアの古都を思わせる華やかさが魅力
隕石をケースに使用したトリプルトゥールビヨンからオートマタまで、革新的な複雑時計で知られる独立時計師のアントワーヌ・プレジウソ。旅行先のイタリアの古都、シエナのカンポ広場から発想を得た時計は、知る人ぞ知る名作です。実はこのシエナは1986年が初出であり、オリジナルデザインのモデルが30年の時を経て今季、復刻されました。 歴史ある広場にそびえ立つ荘厳な塔の時計をモチーフとした一本は、華麗にして重厚な存在感を持つ仕上り。2針式の極めてシンプルなドレスウォッチですが、レース状装飾を取り入れたバロック様式の時分針や有機的な輝きを持つマザーオブパール文字盤が、非常に華やかな個性を感じさせるもの。 豊かな発想の持ち主をイメージさせてくれる男女兼用の一本です。
◆ フレデリック・コンスタント すべてにおいて丁度良い好バランスに注目
“アクセシブル ラグジュアリー”を標榜し、リアルに手が届く良質な時計を作り続けるスイスの実力派。2023年に発表したクラシック プレミアのさらなるアレンジバージョンが今季改めてリリースされ、話題をさらっています。 文字盤中央にギョーシェを施し、ブレゲ針を組み合わせた一本は、現代的な軽さと伝統的な味わいをバランス良く備えた仕上り。シックなモノトーンの配色に加え、38.5mmというやや小振りのケースサイズにより、ビジネスシーン全般的に使いやすいところも魅力です。 しかもシースルーバックにより、内部のムーブメントを観賞できるお楽しみ付き。名門ラ ジュー ペレ製の自動巻きムーブメントはパワーリザーブ68時間と、スタミナも十分です。 ※掲載商品はすべて税込み価格です 写真/渡辺修身 スタイリング/石川英治 ヘアメイク/勝間亮平 文/長谷川 剛(TRS) 編集/岸澤美希(Web LEON) 撮影協力/川崎キングスカイフロント東急REIホテル