【衆議院選挙・長崎1区】“変革期の県都” 5人が乱戦 無党派層の取り込みがカギか?《長崎》
2期連続で7年にわたり、野党に明け渡した県都での議席。 その奪還に向けて、ボルテージを上げました。 (下条 博文候補) 「私のキャッチフレーズは『チェンジ長崎』。皆様と一緒に、長崎をもっと、もっと、よくしよう」 選挙戦ではクリーンな政治姿勢を強調し、1次産業の支援やドローンやデジタルといった新産業を活用する 経済政策を重要政策に掲げます。
(下条 博文候補) 「国政に自民党に新しい風、新風を巻き起こし、政治改革の先頭に立つ」 今回から新たに長崎1区に加わった「旧琴海町や外海町」にも足を運び、地域の課題と解決を訴えます。 (下条 博文候補) 「西彼杵道路、高規格道路ができている。こういった道路の予算が 少しずつ目減りする可能性がある。これを私は一番懸念している」 予算確保に強みを発揮する与党議員の重要性をアピールし票の掘り起こしを図っています。
■西岡 秀子候補(国民・前)
(西岡 秀子候補) 「昨年からの国会議論の中心は統一教会の問題や「政治とカネ」の問題だった。そういう政治をこれからも続けていくのか。」 4人の新人を迎え撃つ、国民民主党・前職の西岡 秀子候補 60歳。
元長崎県知事の祖父・竹次郎氏、参議院議長も務めた父・武夫氏の時代からの地盤も受け継ぎ、これまで2期、議席を守ってきました。 選挙戦では、党幹部も長崎入り。 (国民民主党 榛葉賀津也幹事長) 「このまちには、西岡秀子がいる。素晴らしい政治家。根性は玉木(代表)より上」 支持固めを図ろうと、連日 個人演説会を開催。 100年に一度と呼ばれる変革を遂げる中心部に対し、人口減少などにあえぐ周辺部での課題にも取り組む考えを強調しました。
(西岡 秀子候補) 「南部地区もそうだが、道路が大変狭い地域が多い。安心、安全に皆様が住み慣れた地域で、皆様が安心して暮らしていける地域づくりを 進めていかなければならない」 さらに、“西岡党” と呼ばれる従来の支持基盤や、支援を受ける労働組合に加え、新たな票の獲得を目指し、若者との対話集会も開いています。 (西岡 秀子候補) 「私自身は1人でも多くの人に会って、政策や思いを伝えているので、そこで自民党がどうとかはあまり感じない。1人でも多くの人に会って、政策を伝えることに尽きる。それを地道に全力で取り組む」 県内3つの選挙区で、最多の5人の戦いとなった長崎1区。 終盤戦に向けて戦いは激しさを増しています