日向灘プレート境界北側と南側、二つ震源域 「それぞれ60年周期で地震」京大・山下助教ら研究報告
日向灘のプレート境界を震源とする地震について、北側と南側に二つの震源域があり、それぞれの震源域ではマグニチュード(M)7級の地震を約60年周期で繰り返している可能性があることが、京都大防災研究所宮崎観測所(宮崎市)の山下裕亮助教らの研究で分かった。山下助教は津波の波形や前震の有無などの観測データを踏まえ「今年8月の地震は、南側の震源域で1961年に発生した地震と特徴が似ており、63年ぶりの再来と考えられる」と見解を示している。
宮崎日日新聞