15年以上に及ぶ路上生活と売春 ”睡眠不足になるほど客をとった” 姉への強盗殺人罪に問われた妹(52) 収入はほぼ知人の女に送金と証言 ふたりの不可解な関係
検察官 和美被告はあなたにお金を送っていましたか? 岡村恵美 被告 ―振り込みはありますが、そのお金は和美被告に渡していました 検察官なぜですか? 岡村恵美 被告 ―和美被告はホームレスでした、狙われるので一時的に(私の)口座に入れていました 岡村被告は、送金されたすべての金を和美被告に直接手渡ししていたと証言した。 一方、和美被告は。 (7月16日の公判) 弁護人 岡村被告は和美被告から送金された金を、預かっていただけ全部和美に返していると言っていましたが? 辻和美 被告 ―いいえ、もらっていません ■二人の関係 「唯一の友人」→「債権者、債務者の関係」に 二人は、互いのことをどう思っていたのか。 検察によると取り調べの際、和美被告は岡村被告のことを「唯一の友人」と話している。(7月5日の初公判 検察側冒頭陳述) しかし、7月16日の裁判では、違う表現をした。 弁護人 岡村被告との関係をどう思っていますか? 辻和美 被告 ―債権者、債務者の関係だと思っています 一方、岡村被告は、和美被告との関係について「大親友です」と大きな声ではっきりと答えた。(7月9日 岡村被告の証人尋問) 7月16日の裁判で和美被告は、知人の岡村被告のことを「おかむらさん」と呼んでいたが、何度か「えみちゃん」と呼ぶ場面もあった。いまだ見えてこないふたりの関係。借金の有無、送金の意味。 そしてなぜ、姉のつぐみさんは亡くなったのか。次回の公判は7月18日、和美被告の被告人質問が続けられる。 RKB毎日放送 記者 浅上旺太郎
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