旧国際ホテル松山跡地の再開発「外資系高級ホテルを軸にした複合施設に」2030年中の完成を目指す
南海放送
松山市一番町の国際ホテル松山・跡地の再開発の事業の輪郭が見えてきました。 きょう、開発の計画立案などを担う事業者に、「外資系高級ホテルを軸にした複合施設」を提案したJV、共同企業体が選ばれました。 再開発準備組合 二神良昌理事長: 「外資系高級ホテルと一番町という松山市の中心街にふさわしいハイグレードな都市型住宅を計画していきます」 きょう旧・国際ホテル松山跡地周辺の地権者などでつくる準備組合が再開発の計画の立案などを担う一般業務代行者の選考会を行いました。その結果、東京都のMPデベロップメントと浅井謙建築研究所の共同企業体が事業を担うことが決まりました。 国際ホテル松山の再開発を巡っては、ホテルやタワーマンション、それに商業施設などを盛り込んだ複合施設の建設計画が進められていましたが、新型コロナの感染拡大などにより2021年に休止されていました。 準備組合によると提案されているのは、世界中におよそ1億人の会員を持つ外資系高級ホテルとマンション、商業スペースを備えた複合施設です。大規模な会議や宴会が可能な施設も備えるということです。 二神理事長: 「インバウンドが増えたら働くところも出てくると思うし、また新たな事業も興ってくると思う。魅力のある都市松山にしていきたい」」 組合ではホテル側との合意が得られれば、再来年10月頃から現在の建物の取り壊しを始め、2030年中の完成を目指すことにしています。