フレデリック・三原健司&高橋 武が選んだおすすめマンガは?「友だちの日常を覗いている感じ」
おすすめの漫画は…
この日の「+1」は三原と高橋が共通してはまっているという「漫画」について、それぞれおすすめの作品を尋ねることに。 三原:バンドのみんな漫画が好きで、いろいろ共有し合っています。ミステリー系やバトルものといろいろ紹介し合いますが、最終的にほのぼのした漫画が一番いいなとなって。2人ともほのぼのした漫画を選んできましたが、僕は『セトウツミ』です。 ノイハウス:漫画と映画にもなっています。 三原:男子高校生2人が川原で何気ない会話をするだけの漫画です。 ノイハウス:それをひたすら読む? 三原:その2人の会話が秀逸で、本当になにも起こりません。「そこから急展開」というのがラストのほうにはありますが、1話1話がずっと同じ感情で読めるというか。2人の会話になんとなく俯瞰で見て、3人目で参加しているような気になります。 サッシャ:自分はあまりしゃべっていないけど、横に座っているかのような。 ノイハウス:「自分だったらなにを返そうかな」とか、そういうことも思い浮かびそうです。 三原:それがすごくよくてずっと読めるという感じで、僕は大好きです。 ノイハウス:「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」というキャッチコピーがあります。 サッシャ:関西弁なのですね。 三原:僕も関西出身なので「あ、こういう友だちいたな」というのもあります。そういう気持ちがあるからこそ、おすすめする1冊です。 高橋がおすすめするのは『アフロ田中』シリーズ。20年以上続く長期シリーズで、アフロヘアの主人公・田中を取り巻く日常が描かれたギャグ漫画だ。 高橋:主人公の歳の取り方がリアルタイムと一緒なんです。アフロ田中の年齢が僕らと大体同じぐらいで。 サッシャ:同世代なんだ。 高橋:友だちの日常を覗いている感じがすごくして。「アフロ田中ようやく結婚できたか! よかったね」みたいな気持ちになってずっと読んでいます。 サッシャ:シリーズが第7作まで進んでいて『高校アフロ田中』から始まって、いまは『マイホームアフロ田中』です。成長以外に面白いところはありますか? 高橋:日常的なことが多くて、これは同世代というのもあるかもしれませんが自分がちょうど悩んでいることと同じようなことをアフロ田中が悩んでいたりします。すごく共感できるし「こういう考え方あるな」とか、参考にできるというか。ほかの出てくるキャラクターも個性的でそれぞれの考え方があるので、そういうのに影響を受けます。それが楽しいです。 フレデリックの最新情報は、公式サイトまで。 J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。