第93回選抜高校野球 明豊らしさ見せる、全力プレーで恩返し 甲子園に向けて出発 /大分
<センバツ甲子園> 19日に開幕する第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する明豊が15日、甲子園に向けて出発した。初戦は21日、東播磨(兵庫)と対戦する。【辻本知大】 新型コロナウイルスの感染防止のため、公共交通機関の利用を最小限に抑えようと、JR小倉駅(北九州市)まではバスで移動。新幹線に乗り換えて、関西に移動する。 この日、同校で出発式が開かれた。岩武茂代校長は「去年の今ごろはセンバツ中止が決まり、先輩たちは泣いていた。予定通りに大会があって、こんな幸せなことはない」とあいさつ。川崎絢平監督は「支えてくれた人たちに全力プレーで恩返しする」と話し、幸修也主将(2年)は「前半にリードされても、明豊らしい粘り強さで後半に巻き返す。逆転できる強さを見せたい」と活躍を誓った。 この後、部員のうち先発組29人が、教職員や保護者らに拍手されながら、同校を後にした。20日まで現地で練習を重ねて初戦に備える。