「通行止めで原材料が届かない」食パン専門店が嘆き 観光地では臨時休業の店も 兵庫や滋賀で雪の影響相次ぐ 近畿地方はあす夕方にかけて大雪か
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日本列島に襲来しているこの冬一番の寒波。1月10日、京都市では今シーズン初めての積雪となりました。 四条大橋周辺で話を聞くと… 「滑りそうで怖かったです」 「びっくりしました。きょう(犬の)散歩をどうしようかなと思っていて」 この強い寒気の影響で、10日午後4時時点の近畿地方での積雪は、兵庫県香美町の兎和野高原で74cm、京都府京丹後市峰山で24cmなどとなっています。 平年の2倍以上の積雪となった兵庫県豊岡市。一晩で車はすっぽりと雪に覆われ、多くの人が雪かきに追われていました。 「いきなりでドカ雪はちょっと大変ですね」 「きのうもちょっと積もって多少雪かきしたんですけど、ここらへんになってくるとあんまりやる気が出なくて。(Q手袋つけずに寒くない?)寒いですけど、手袋をつけている時間さえもったいないんで。仕方ないです。手を犠牲にしてでも」 普段は城下町を散策する観光客でにぎわう出石も人の姿は少なく、臨時休業の店もありました。営業しているそば店の店主は… (「出石皿そば 官兵衛」店主・小寺勇輝さん)「(きょうは)お客さんは少ないですね。警報が出たり道や電車が止まったりするとお客さんも少なくなってしまいますね」 滋賀県でも最大で長浜市柳ケ瀬で24cm、彦根市で11cmの積雪となりました。 「大雪が降ると聞いていたので、ある程度準備はしていたんですけど、急に降ってきたので非常に戸惑っている部分もあります」 「きのうスーパーに行ったら全然モノがなかったので、ちょっとびっくりしました」 長浜市の商店街にある食パン専門店。ここにも雪の影響が出ていました。 (食パン専門店「小麦の学校」店長)「業者から原材料とかきょう入ってくる予定のものが、高速道路が止まっていて、もう来られませんということで。遅れて入ってくるという連絡はきているんですが、まだ来てないですね」 近畿地方は11日夕方にかけて大雪となる見込みで、気象台は積雪や路面の凍結による交通障害に十分注意するよう呼びかけています。
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