ビジネスチャットで絵文字やスタンプ使うのはマナー違反？「スタンプ押せばいいと思っているんですか」と先輩社員
「勉強になります」スタンプで注意を受けた
社内外の業務連絡などにビジネスチャットツールを活用する企業が増えています。メールではありがちな定型句を書く必要もなく、短いメッセージでもOKとあって便利ですが、絵文字やスタンプを使うときには、どんなことに気をつけるべきなのでしょうか。読売新聞の掲示板サイト「発言小町」には、スタンプを不用意に使って、先輩社員の気分を害してしまったと打ち明ける投稿がありました。この投稿に対して寄せられた声をピックアップしてみました。 トピ主「アイティーオー」さんは、半年前にとある企業で働き始めた派遣社員。仕事を教えてくれる先輩社員Aさんは在宅勤務のため、これまで実際に会ったことはなく、ビジネスチャットでやりとりをすることが多いそうです。 ある日、仕事でミスをしてしまい、それを指摘してきたAさんのトークに、「勉強になります」スタンプを押して応えたトピ主さん。すると、Aさんから「あなたは、この間も同じスタンプを押していましたよね。それなのに、またミス……。スタンプを押せばいいと思っているんですか？」と返信が。さらに、トピ主さんが他部署の社員からのトークにも絵文字やスタンプを押していたことについて、Aさんに「そういうのは、もう少し控えた方がよいのでは」と注意を受けました。 Aさんの言い分に納得がいかなかったトピ主さん。「絵文字ってニュアンスが伝わっていいですよね？ ミスをしちゃった私が悪いとは思いますが、そこまで言わなくてもいいと思いませんか？ それ以降、質問しにくくて困っています。先輩が気難しくて扱いづらいだけですよね？？？」と発言小町で問いかけました。 この投稿には、40件以上の反響（レス）が寄せられ、「びっくりマーク」も450回以上押されています。 真っ先に反応したのは、「リリー」さん。「仕事でスタンプを押すのは（会社の）同期くらいにしたほうがいいと思います。あくまでも仕事なのですから、お礼はスタンプではなくて、文字で返したほうがいいです。そのほうが誠意が伝わります」と書き込みました。 さらに、トピ主さんにとっては手厳しいコメントが並びます。 「先輩が気難しくて扱いづらいのではなくて、あなたに常識がないだけ」（「ペコちゃん」さん） 「先輩がトークをくれてるのに、返信がスタンプ一発はNG。『勉強になります』スタンプはふざけたニュアンスです」（「味付けのり」さん） 「仕事の真面目な話をしてるときにスタンプは絶対に使いません。ましてやミスの指摘の返事に使うなんて恐ろしすぎる」（「やっちゃん」さん） 「そこは『勉強になります』ではなく、『申し訳ありません』と言うところじゃないのかな。あなたの仕事の姿勢を根本から変えることです。スタンプは、効果的なタイミングで使ったほうがスマートです」（「夏菜子」さん） 「浮気を謝るときに『もう絶対しないから許してください（おねがいマーク汗マーク泣いてる絵文字）』とかやられたら、『お前本当に悪いと思ってんのかよ！？』って、思うでしょう。スタンプはフランクなものだと理解してくれ」（「のん」さん） 「絵文字やスタンプは、言葉ではないので受け取る側によってとらえ方が異なることもある。単に語彙力、文章による表現力のなさを絵文字にしているだけのように思える」（「puke」さん）
