平均寿命以上まで生きられる人は何パーセント?健康寿命は何歳まで?長生きのために心がけたいポイント3つ
老後のためにできる資産形成
余裕のある快適な老後生活を実現するには、資産形成が重要です。現役のうちからどれくらい資産を形成できるかによって、老後の生活しやすさが変わってきます。 現代では、投資を始めやすい環境が整えられており、誰もが資産運用して老後資産を作れるようになりました。なかでも、NISAとiDeCoは多くの人が利用したい制度です。 ●NISAでの資産形成 NISAは、運用益が非課税で受け取れるのが特徴の制度です。2024年から非課税で金融商品を保有できる期間が恒久に延長されたことで、より多くの資産を受け取れる可能性が高まりました。 加えて、長期投資に適した制度であるため金融商品の値動きが平準化しやすく、安定して投資を続けられるというメリットがあります。たとえば、毎月1万円を年利3%で運用した場合、元金240万円が約20年で約330万円に、元金480万円が40年で約930万円にまで増えると試算されています。 老後も投資を続けられることから、早いうちに始めるほど投資の恩恵を受けやすくなります。 ●iDeCoでは35年で63万円の節税効果が期待できる iDeCoは、自分で積み立てる年金の一つで、節税効果が期待できるのが特徴です。具体的には、以下のような効果があります。 ・掛金が全額税控除の対象 ・運用益が非課税 ・運用益受取時も一定額まで税制優遇 iDeCoは年金に該当するため原則60歳までは引き出せませんが、将来受け取る公的年金と併せて受給すれば、老後の生活がグッと楽になります。 加えて、節税により現役時代の負担減少も可能です。たとえば、30歳で年収400万円の人は月1万円の掛金を65歳まで拠出した場合、35年で63万円の節税ができます。 通常の証券口座で年金用資金を積み立てるよりもお得に資産形成ができるため、年金資産を増やしたい人に最適な制度です。 NISAとiDeCoは併用が可能です。それぞれ効果的に使えば、ゆとりを持って老後生活を楽しめるでしょう。