チャンピオントロフィーを掲げるバックスのヤニス・アデトクンボ（AP）

　◇NBAカップ決勝　バックス97ー81サンダー（2024年12月17日　米国・ラスベガス　Tーモバイルアリーナ） 【写真】ゴール下での争いを制するバックスのヤニス・アデトクンボ（ロイター） 　NBAバックスは17日（日本時間18日）の「NBAカップ」決勝戦でサンダーを下して、初優勝を果たした。大黒柱であるヤニス・アデトクンボ（30）がチーム最多となる26得点19リバウンド10アシストというトリプルダブルの大活躍でMVPに輝いた。 　昨季からシーズン中に導入された「NBAカップ」。昨季は名門レイカーズが初代王者に輝き、八村塁にとってもNBA5年目で日本選手初のタイトル獲得となった。 　今季はグループリーグで昨季王者レイカーズ、準優勝のペイサーズが姿を消す波乱の展開。その中で決勝戦にはバックスとサンダーが勝ち上がった。 　バックスは51―50と1点リードで前半折り返した。第3Q開始早々にトーリアン・プリンス、デイミアン・リラードの連続3Pシュートそしてヤニスがレイアップシュートを決めて、残り9分54秒までに8―3のランを決めてサンダーを突き放した。このクオーターだけで26―14とリードを広げた。 　最終Qもリードを守り切って2代目王者に輝いた。ヤニスの他にもリラードが23得点をマークした。 　そして結果的に3Pシュートの成功率差が勝敗を分けた。バックスは40本試投で17本成功。3P成功率は42.5％。サンダーは32本試投でわずか5本のみの成功に終わり、3P成功率は15.6％と低迷した。 　バックスは今季開幕から10戦は2勝8敗と調子が上がらなかった。そこからチームは復調して、21年にNBA王者に輝いて以来3年ぶりのタイトル獲得となった。