「ネコを家族の一員に…」“保護ネコ”急増で譲渡は前年の1.5倍に “多頭飼育崩壊”防止へ不妊・去勢専門病院も
クラウドファンディングで“不妊・去勢専門病院”開院
こうした状況の中、ネコの不妊・去勢手術を進めるため、動物愛護団体が主体となり、民間の動物病院の獣医や行政、ボランティア団体などが、子ネコの去勢手術を行う専門病院「にゃんがたセンタークリニック」のクラウドファンディングを実施。 このクラウドファンディングで800万円を目標金額としていたところ、1402人からの支援で2200万円以上が集まった。 この資金を活用し、新潟市の施設を貸し出して週に一日、去勢手術を安く行っている。 対象としているのは、新潟県内の飼い主のいないネコ、または飼い主がいても貧困等やむを得ない事情により、不妊・去勢手術を受けさせることができずに多頭飼育崩壊に陥った、またはその恐れがあると行政機関が認知した案件だ。 にゃんがたセンタークリニックは10月1日にオープンしたが、12月11日現在でオス80匹、メス96匹の計176匹の手術を行った。 動物愛護センターは、「ネコを家族の一員として迎え入れたい人は愛護センターに来て引き取ってほしい」と呼びかけているほか、野良ネコがかわいいからと餌を与えている人には「他人に迷惑をかけないよう、自分の管理できる範囲で配慮しながらかわいがってほしい」と話している。 (NST新潟総合テレビ)
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