大仁田厚、聖地での50周年記念試合でドリー&西村に敗れるも「古希電流爆破を目標に頑張っていきます」と決意【FMWE】
50周年記念試合の試合形式は「電流爆破&地雷爆破ダブルヘルタッグデスマッチ」。2方向に有刺鉄線電流爆破、2方向のリング下に地雷爆破、リング上には電流爆破バットが4本設置される極めて危険なルール。 ドリーはセコンドがテリーのジャンパーを手に入場し、試合前の追悼セレモニーではテリーの遺影を手に10カウントゴングを聞いた。先発は大仁田とドリーがロックアップで渡り合う。ドリーは大仁田にエルボースマッシュ、矢口にはヘッドロックで締め上げる。西村が有刺鉄線電流爆破に大仁田を振り、電流爆破バットで殴打。大仁田が西村に毒霧を噴射し、矢口が有刺鉄線電流爆破に振る。大仁田が矢口ともみ合っていたドリーめがけて電流爆破バット殴打も、両者ダメージ。大仁田が電流爆破バットでドリーを狙うも、西村が身を挺して阻止。矢口のラリアットが大仁田に誤爆すると、西村が2人を蹴落として地雷爆破。西村が矢口を電流爆破バットでぶっ叩くと、ドリーが矢口にスピニング・トーホールド。続いて西村がスピニング・トーホールドで締め上げて、矢口はたまらずギブアップ。大仁田の記念試合はドリー&西村の師弟コンビに凱歌が上がった。
ドリーは「サンキュー、ブラザー(テリー)。サンキュー、ファーザー(ドリー・ファンク・シニア)。ジャパニーズファン、サンキュー!」とメッセージ。西村は「時代とともにプロレスは進化を遂げております。しかし、決して忘れてはならないこと、失っていけないものがあります。最後の来日、試合となってしまいましたが、60数年のドリーさんの功績を称えて、皆さまの頭の片隅にドリーを永遠に記憶しておいてください。私自身もやり残したもの、言い続けたいものがあります。必死にプロレス、政治で生きて参りたい」とマイク。 大仁田は「ドリー、西村選手、ありがとうございます。矢口選手、会場に来てくれた皆さん、ありがとうございます! プロレスにはいろんな形があります。勝っても負けても記憶に残るような試合を感じていただいたと思います。テリーも天国で喜んでいます。テリー・ファンクを忘れないでください」と叫び、「ドリー・ファンクよ、永遠に、1、2、3、ファイヤー!」で締めくくった。 サイン会終了後、大仁田は「西村さんがステージ4で脳まで転移して。それでもリングに上がってくれる。83のドリーがテリーのためにリングに上がってくれる。こういうプロレスがあってもいいと思うから。その人の生きざまや背景、そういったものが感じられる試合がしたかった。ドリーが無事、日本に来てくれて、リングに上がってくれた現実、西村さんが医者の同行の元リングに上がってくれた。2人に感謝します。支えてくれたファンに感謝します。プロレスは永遠に不滅です。今後また、70歳古希電流爆破を目標に頑張っていきます」と新たな目標を掲げた。