中日ドラフト1位・金丸夢斗が名を挙げた同期ライバル「負けたくない。投げ合う可能性もあるので」竜OBの川上憲伸さんから闘争心伝授
中日にドラフト1位指名された関大の金丸夢斗投手(21)が3日、CBCテレビのドラゴンズ応援番組「サンデードラゴンズ」に生出演した。この日初めて名古屋の地に降り立った左腕は、竜OBで本紙評論家の川上憲伸さんと共演。同じ大卒ドラフト1位で入団した川上さんに、1年目からライバルへの闘争心を持つ心構えを伝授された。 ◆2024年ドラフト 各球団1位指名 名古屋デビューした金丸の闘志が燃え盛った。「お会いできて、興奮しました」と初対面を振り返ったのは川上さん。「新人王を取られた方。ライバルとの勝負はめちゃくちゃ意識していたと聞きました。自分もライバルに負けないようにと強く思いました」 川上さんは1998年にドラフト1位(逆指名)で入団し、1年目に14勝を挙げて新人王に輝いた。その活躍の理由には、慶大から外野手として巨人に入団した高橋由伸らライバルへの競争意識もあったという。 ドラ1位入団では、川上さん以来となる開幕ローテーション入りを目指す金丸。現在のライバルを問われると、いの一番に名前を挙げたのはヤクルトからドラフト1位指名をうけた愛工大・中村だ。 今年3月に行われた「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024」の強化試合・欧州代表戦では、野球日本代表「侍ジャパン」の一員として大学生から金丸、中村、明大・宗山(楽天)、青学大・西川(ロッテ)が選出。チームメートとして切磋琢磨(せっさたくま)した。 4人ともドラフト1位でプロ入り。「ポジション関係なく刺激をもらったメンバー。負けたくないです。中村とは投げ合う可能性もあるので」と1年目からの対決を青写真に描いた金丸。「おのずと新人王にもつながる」とルーキーイヤーの目標である2桁勝利も揺らぐことはない。
中日スポーツ