スタイリストが「気にする色」 秋からのトレンドカラーは?
秋冬アイテムをひととおり見た、スタイリストたちの力を借りてワードローブづくりの参考になるトピックスをお届け。コーディネートルームで繰り広げられた何気ない雑談を掘り下げて、リアルに使えるトレンドをピックアップ。 ≫【写真で詳しく解説▶全11スタイルの一覧】 スタイリストが「気にする色」トレンドカラーで作るシンプルコーディネートの実例 【STYLIST MEMBERS】 (渡邊恵子さん)実用性とスタイルアップを兼ねたアイテム選びに定評。 (樋口かほりさん)「大人に似合うカジュアル」をモットーにしたコーディネートが毎号人気。 (塚田綾子さん)小物企画を担当することも多く、シンプルな装いに素材や色づかいで遊びを効かせる提案が得意。 (船戸唯さん)メンズライクなムードを、女性らしくとり入れた装いを提案。
【軸色はグレー・ブラウン・カーキ】 (塚田さん)去年に引き続き、ブラウンやグレー、カーキなどアースカラーを多く見かけた印象です。そのなかでも異素材でスタイリングに変化を出したり、ヴィヴィッドカラーのさし色で遊んだりしているのが新鮮でした。色幅があるニュアンスカラーは、アイテムごとに濃淡の差をつけやすい。 (渡邉さん)ハンサムなイメージのカーキやグレーも旬のツヤ素材をとり入れることで女性らしさをキープできる。異素材MIXでいうと、01.のルック・MICHAEL KORSはグレーのワントーンの中で顔まわりにニットを巻きつけたり、レザーのブーツでツヤのある質感を足したり、単調に見せない着方が参考になります。 (船戸さん)確かにスタイリングにメリハリがついてステキです。グレーやカーキはニュアンスのある色だから、黒ほど印象が強くなりすぎず、重ね着しやすいのだなと思いました。 【辛口にパステルカラーを】 秋冬はパステルカラーを主役に抜擢。メンズライクな形で「甘く着ない」がルール。 (樋口さん)今シーズンは色ものが豊作なイメージ。パステルピンクや水色などのかわいい色を大胆に使いながらも、ハンサムに落とし込むスタイリングはぜひマネしたいです。フーディやレザー小物でピンクを辛く着る意外性にも惹かれます。
Composition&Text_GISELe