ウイスキー・ジン・ラム・テキーラにも!”原酒のソーダ割り”ブームの背景とおすすめ銘柄18
ジン ・ジャパニーズジン 「野沢温泉蒸留所の『シソジン』は、赤紫蘇のやさしい甘味が特徴で、ジンソーダの新たな魅力に気づかせてくれるはずです」 ・ロンドンドライジン 「正統派のロンドンドライジンからは、3年連続で“英国で最も愛されているプレミアムジン”に選ばれている『ウィットリーニール』。柑橘の風味と土っぽいスパイス感、苦味や甘味のバランスが心地よいおいしさです。 そして、音楽好きに有名な英国のアンプメーカー『マーシャル』ブランドのジンも、意外なおいしさでオススメ。ジュニパーベリーのビター感に、コリアンダーシードのハーバルや柑橘の香りが加わった、爽やかな飲み心地が魅力です。音楽好きの方へのプレゼントにもぜひ」
ラム・カシャッサ ・ホワイトラム 「ラムは、樽熟成やスパイスの添加の有無、主原料となるサトウキビの甘味などで、味わいが多彩に変化します。イチオシは、日本人醸造家の井上育三さんがラオス人と共創した『ラオディ』。ピュアで濃厚なホワイトラムです」 ・ダークラム 「スイーツ好きの方へのおすすめは、ブルーノ・マーズがプロデュースする『セルバレイ』のチョコレートラム。パナマのジャングルで作り出されるリッチな風味と、奥深いカカオのフレーバーが心地よく、それでいて甘すぎない繊細な味です」 ・カシャッサ(ピンガ) 「ブラジルには、同じサトウキビが原料でも、製法などがラムとは若干異なる『カシャッサ(ピンガ)』という伝統酒があり、そこで推したい銘柄が『イピオカ』です。栗の樽で6か月以上熟成させていて、独特のコクや甘味が特徴の魅惑的な味です。ヤシの葉で巻かれたボトルもかわいいですよ」
テキーラ・メスカル ・テキーラ 「ブルーアガベからつくられるテキーラも、リッチな甘味や熟成の有無などで個性が異なり面白いです。『オルメカ』のシルバーは、ハーバルかつスパイシーで柑橘香も感じられ、ソーダ割り入門に最適なバランスのいい一本ですね」 ・メスカル 「テキーラは、メキシコのハリスコ州や周辺地域産であることなど細かな定義があるお酒。それに対し、同じくメキシコで自由な発想でつくられているのが、より伝統的な『メスカル』です。スモーキーかつ個性的な味わいや、おしゃれなデザインが注目されていて、近年人気が高まっています。 例えば『メスカル アハル』は、燻製の香りのなかにオレンジ、ピーチ、アップルのような果実味があって絶品! よりエントリー向けなら、燻製香がおだやかで上品な味わいの『サン コスメ』。メキシコ屈指の有名なバーで、ハウスワインならぬ“ハウスメスカル”としても使われている由緒正しき銘柄です」