激怒して包丁やハサミを持ち出す…気性が荒すぎる妻、夫が明かした「衝撃の夫婦生活」
気性の激しい妻をもつ男性からの相談
筆者は家族のためのADRセンターという民間の調停機関を運営している。そこには、日々夫婦問題の相談が持ち込まれるが、おそらく社会からはそれほど認知されていないと思われる問題を抱えている人もいる。 【マンガ】夫の死後、5200万円を相続した家族が青ざめた…税務署からのお知らせ そのひとつが、気性の激しい妻をもつ男性からの悲痛な相談である。今日はそんな事例を紹介したい(「あるある」を詰め込んだ架空の事例である。)
妻との離婚を考えている
相談にやってきたAさんは、穏やかそうな雰囲気で物腰も柔らかい。イケメンで身なりもこぎれいだ。事前のヒアリングシートによると、自分で事業を営んでいるとのことであった。そんなAさんがどんな相談があるというのだろうか。 「妻との離婚を考えています。まだ小さい子どももいるし、できることなら離婚を回避したかったのですが、ちょっとしんどくなってきました」 何がしんどいのかを聞くと、「妻は、優しいところもあるのですが、不機嫌になると振れ幅が大きくて……。まあ、僕が悪いところもあるので、妻だけを責められないんですけどね……」 そんな風にあきらめたような笑顔で話すAさんからは、小さい子どもがいても離婚しなければいけない絶対的な理由や悲壮感は感じられない。しかし、具体的なエピソードを教えてほしいというカウンセラーの質問に対して語られたのは、驚くべき事実だった。
激しすぎる束縛
「妻は、とにかく束縛がすごいんです。会社の付き合いでも、女性がいる飲み会にいくと頻繁に電話やメールがきます。それに5分以内に応答しないと、『私のことをないがしろにしている。死んでやる』と脅してきます。 僕が仕事で活躍するのも気に入らないようで、仕事で遅くなったり、休日に仕事をしようとしたりすると激怒します。その激怒の仕方がすごくて。怒って携帯やパソコンを壊されたこともありますし、スーツをハサミで切られたこともあります。洗濯を干し忘れたことが原因で延々と何時間も同じことを説教されることもあります。 困ったことに、攻撃が僕ではなく妻自身に向かうこともあり、死んでやると包丁を持ち出すこともあります。僕だけでは対応できなくて何度か警察を呼びましたが、警察もお手上げでした。一方で、渡される生活費が足りないと毎日のように非難されます。十分な金額を渡していると思いますし、足りないと思うなら仕事させてくれたらいいのに……」