「フェティコ」舟山瑛美に聞く独特な女性像、そして日本の産地のモノ作り
舟山:人に感じ取れるものでもあるし、自分自身に思うところもあります。
WWD:日本の“官能性”は、襟足や足首の素肌をチラッと見せる、といった“隠す”方向にありますが、舟山さんの“官能性”の表現は、堂々としていますね。
舟山:そうですね、自分で自分が魅力的であること、そしてその見せ方をわかっている人に惹かれるのだと思います。
WWD:女性にとって体は他人から「見られる」対象であり、どこか自分のものでない感覚がある人は多いと思う。「フェティコ」は「私の体」を自分側に取り戻してくれた。「好きだから見せる」という自発的で能動的な表現です。同時に「フェティコ」の中には、お姫様的な可愛さも共存しています。
舟山:少女性に惹かれるとことはあります。峰不二子みたいな“完璧なお姉さん”より、少しバランスが崩れているところが魅力的と感じます。