才色兼備さが光る“未来の女王”、ベルギー王室エリザベート王女ってどんな人物?
オックスフォード大学を卒業、多言語に長けている
2021年10月、英国オックスフォード大学のリンカーン・カレッジに入学、2024年7月に歴史学と政治学の学士課程を修了し、卒業式を迎えた。王室は、王女のオックスフォードでの学生生活の様子をいくつか公開しており、この写真は、オックスフォードの街のカフェで一休みしているところだ。 言語的にも長けている王女は、オランダ語、フランス語、ドイツ語、英語が堪能で、中国語も勉強しているという。
現在はハーバード大学ケネディ行政大学院に在学中
2024年9月より、米国ハーバード大学ケネディ行政大学院(ケネディ・スクール)に進学したエリザベート王女。修士課程で公共政策を学んでいるという。写真は、初日の授業に出席した王女の様子だ。 エリザベート王女はこれまでと同じく、定期的にベルギーに帰国しながら公務にあたっていくそう。王室によると、ハーバード大学で2年間学んだ後、王女の大学教育を完了するとしている。
王立陸軍士官学校に入学、厳しい軍事訓練を受けた
UWCを卒業後、オックスフォード大学のリンカーン・カレッジに入学する前の2020年9月、父フィリップ国王も卒業したベルギー王立陸軍士官学校で、軍事的訓練を受けながら社会・軍事科学を専攻する1年間のプログラムに参加。一般の生徒と同じように超難関と言われる入学試験を受けて入学し、厳しい軍事教育や訓練をこなした。
特別待遇を受けることなく、たくましい姿を披露
陸軍士官学校の毎年恒例の3週間のサマーキャンプに、3年連続で参加したエリザベート王女。擬装のためフェースペイントを施して自動小銃を持って森を駆け巡ったり、地面を這いつくばったり、タイヤを担いでスクワットをしたりなど、王女のたくましい訓練の様子が公開されている。食事配給や清掃なども他の生徒と同じように行い、警護員が1人いた以外には、王女だからと特別な待遇はなかったそうだ。 2023年9月26日には宣誓式を行い、同日少尉の称号を受けた。
18歳の誕生日は国を挙げて祝われた
2019年10月25日、エリザベート王女が成人となる18歳の誕生日には、盛大な祝賀会が開催された。18歳という節目は、摂政という助けがなくとも自身で統治できる年齢であり、国王が突然退位等しても自らの権利で君主となれることを意味している。国内外からの関心度も高く、前例のない措置として、式典の様子が3つの国営テレビ局で生中継された。 「自分のベストを尽くし、世界の改善に貢献していく」と宣言した堂々たるスピーチには、世界中から感心の声が上がった。