「血栓」を溶かし、つくらないために食べたい4大食品【血栓をつくらない!】
【フィッシュオイル】血栓・動脈硬化を予防するDHA・EPAが豊富!
◆血管年齢を下げる毎日食べたい青魚 さばやさんま、あじなど青魚に含まれる多価不飽和脂肪酸のEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)は、血流をよくし、血管の健康維持に欠かせない脂質です。EPAは血液の粘度を下げて血栓をできにくくし、動脈硬化を予防してくれる働きがあり、足の血栓症予防の薬として認可されています。そして、このEPAの働きを高めるのがDHAで、中性脂肪を減らす働きや脳を活発にする効果もあります。 EPAやDHAは、熱に弱い油なので、生のまま食べるのが一番効率のよい摂取法です。加熱する際は、油が下に落ちてしまう魚焼きグリルより、小麦粉などをまぶしてフライパンで焼くほうが油を逃さずに調理できます。また、魚の缶詰やしらすも、手軽にEPAやDHAが摂取できます。EPAやDHAが含まれているサプリメントもありますので、魚が苦手な人は活用するのも手です。 ◆血栓に効く! 魚の油のとり方 ・朝に食べるのがおすすめ! ・油を逃さない調理を ・1日1g(刺身5切れ程度) ・缶詰も賢く利用しよう ◆魚を毎日食べるコツ 魚は「下ごしらえや調理が面倒」とおっくうになりがちですが、手軽に摂取する方法もたくさん。代表的なのは缶詰。また、しらすはイワシなどの稚魚で、DHA・EPAを含んでいますので、料理に混ぜたりかけたりしてプラスしましょう。 ◆DHA・EPAの含有量 * * * 『血栓をつくらない!』(板倉弘重 監修) 宝島社 板倉弘重(いたくら・ひろしげ) 医学博士。芝浦スリーワンクリニック名誉院長。東京大学医学部卒業。同大学第三内科講師、国立健康・栄養研究所臨床栄養研究部長を経て、現職。赤ワインなどに含まれるポリフェノールの抗酸化作用を世界で最初に発見。著書、監修書は『日常生活のちょっとした工夫で血圧、血糖値は下がる!』(アントレックス)、『大丈夫! 何とかなります 血糖値は下げられる』(主婦の友社)、『医者もやっている血圧の下げ方』(宝島社)など多数。
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