西武打線を相手に力投する高島（撮影・立川洋一郎）

　「オリックス３－０西武」（８日、京セラドーム大阪） 　オリックスがカード３連勝を決めた。先発の高島が５回１安打無失点でプロ初勝利を果たした。 【写真】森にしかできないフォロースルー　バックスクリーン左にたたき込む 　高島は二回から四回までは三者凡退と安定した投球を披露。五回は１死から外崎、ガルシアに連続四球でピンチを広げたが、野村大を遊ゴロ併殺打に打ち取り、ピンチを脱出してみせた。 　プロ初先発だった４月１０日・楽天戦では、勝利投手の権利目前だった五回に村林に右翼線へ逆転打を許し、プロ初勝利はお預けになっていた。今回は五回の壁をクリアし、勝利を呼び込んだ。 　高島は「前回登板もボール自体は悪くなかったと思いますが、勢いで投げてしまっていた部分があったので、今日は低めに集めることを意識して投げていました。真っすぐも変化球もしっかりと投げ切ることができていたと思いますし、なんとか０で抑えることができてよかったです」とコメントした。 　打線は三回のチャンスを生かした。１死から大里が四球、来田が左中間二塁打。続く紅林が左犠飛を放ち、先制に成功した。そして、１点リードの七回には１死二塁から森が平良から、中越えの７号２ランをマーク。この日、２９歳の誕生日を迎えた背番号４が、２試合連発となった。